幕末~昭和~平成
時は変われど 「笑の間」は変わらない
見れば見るほど 噛めば噛むほど癖になる
映画は 間違いなく 生きものである。
昭和32年(1957年)7月14日公開作品
追悼 二谷英明さん ご冥福をお祈りします。
昨日東京で 今年一番最初に見た作品は「幕末太陽傳」
三年ほど前に 高崎映画祭 立川談志師匠講演後に上映され
見てました その後DVDも持ってるんですが 今度デジタル修復版と言う事で
2012年 新春 映画鑑賞に決めました!!
明治維新まであと5年という幕末。江戸の品川には北の吉原と呼ばれる遊郭があり、
そこでお調子者の佐平次が陽気に騒いでいる。実はこの男、一文無しなのだが、
さんざん遊んだあげくに“居残り”として遊郭に腰を落ち着けてしまう。
店の雑用を一手に引き受け、勘定がたまる一方のもう一人の“居残り”である
高杉晋作らとも親しくなる。佐平次は次々に店のもめ事を治め、
ちゃっかりと御祝儀までもらう要領の良さだ。
そんな彼に惚れた美人の女郎のこはるとおそめ。佐平次は二人からロ説かれるが…。
注目の 二人の俳優入浴シーン
佐平次=フランキー堺と 高杉晋作=石原裕次郎
今この時代で見て 面白いと思うのは この遊郭の馬鹿息子ですよ
店のお金に手を出し ギャンブルに嵌る( ゚ ▽ ゚ ;) 最近のニュース
なんとか製紙御曹司みたい生活してるんですよね~
また この親が 仁義なき戦い 山守組長役 金子信夫だから
なんとも 面白いですね~
脚本に あの 今村昌平 この時代 今村さんは 川島監督の助手だったんですね。
原作は「居残り佐平次」「品川心中」「三枚起請」「文七元結」「お見立て」などの古典落語。
幕末の江戸の遊郭で繰り広げられるドンチャン騒ぎを、
当時の日活オールスターキャストでテンポのいい活劇コメディとして仕上げた。
川島雄三監督の洒脱な演出は冴えまくっているし、
映画ファンには喜ばしい限りだ。TVドラマの劇場版やアイドル映画も結構だが
こんな痛快なエンタテインメントを、今の日本映画界も目標にしてほしいものですね。