「そこに 生きる 親と子の絆」
名匠・チャン・イーモウ監督 高倉健
日本編監督降旗康男 撮影 木村大作
ひとり息子と 上手く向き合えない 健さんは
中国雲南省へ 自分探し 息子との絆探しに出かけた
おはようございます・・・・ いよいよ 健さん新作映画「あなたへ」公開がもうすぐ
僕は もう公開初日 25日には休み取ってあり できれば初日舞台挨拶へ
完成披露試写会も 一応は応募してます・・・・ そんな訳で 復習の意味で
この映画をDVDで見ました。
『あの子を探して』『初恋のきた道』『至福のとき』『HERO』『LOVERS』
名匠チャン・イーモウ監督は 高倉健さんの大ファンだったと言う
1976年 僕も当然見てますが この映画が中国で公開され 虜になったと言う
脚本に五年かけて やっと実現した作品で・・・2006年1月に公開された作品で
その後の 興行も評価も散々?なので 僕は これ見てなかったんですね・・・
DVDは 数年前から 手に入れて 何時でも見れる用意はしてたので
新作 「あなたへ」公開前と言うことで 今回やっと 見ました。
「単騎、千里を走る。」という仮面劇が大きな意味を持っていて、実は、
これがメインのストーリーと重なるらしいのですが、実際に「単騎、千里を走る。」が
演じられている部分の台詞には字幕がついていません。だから、事前に何も知らずに観た観客には、
「単騎、千里を走る。」がどういう物語であるのかは、さっぱりわかりません。
この映画は 酷評も多く なんで 携帯電話なんだ???
まあ はっきり 言って この映画 「健さん 中国へ行く」 それだけの映画で
もう 中国行く必要?あるの?と言ってしまうと 終わるで(笑)
ここは 僕なりの 良いところ ピックアップ
このDVDを見た日に ちょうどNHK朝ドラ「梅ちゃん先生」梅子の結婚式で
隣の工場の信郎(松坂桃季)と結婚した梅子(堀北真希) そこで 叔父にあたる
北見敏之が 自分の息子と疎遠になってるのがドラマで描かれてて・・・・
その後に見た この話 健さん ひとり息子と 疎遠・・・・ それが
声だけ出演 中井貴一なんですね 息子の病気に 健さん お見舞いに行くが
息子に「逢いたくない・・・ あんな親父 会いたくない・・・」 健さんは 会わずに帰省
息子の嫁(寺島しのぶ)からの 一本のビデオ そのビデオは息子が製作?撮った
中国でのテープ その中の仮面劇に ふと興味を持ち 息子が興味を持った この劇に
なにか 自分と息子との意義を探しに 中国へ行くんですね・・・・
まったく 中国語を話せない健さん 通訳添乗員 ガイドも困らせ
中国珍道中となるんですが・・・・・
その 仮面劇の主演者は 現在服役中・・・(健さん映画この手が多い・・・)
で・・・ 服役中の その人に逢いに行きますが・・・・そこで ちょいと 問題が・・・
そして 雲南省まで 来てしまった 健さん
景色は 素晴らしいんですが・・・これ 世界遺産??
これ 本当に サブタイトル付けるなら 「高倉健 うん 何??」
(これは邦画で「うん、何」(うんなん?)島根雲南市での映画にこじつけた・・)
見てない人も多いと思うので 映画的にネタバレですが ここで仮面劇主演の
実息子に 健さんは 合わせようと するんですね
ここは 健さんと少年の絡みが良いですね まあ ここで監督のチャン・イーモウは
息子の疎遠を この少年との接点で 「やすらぎ」を???
しかし 息子は 日本で亡くなってた・・・・ まあ そんな物語
携帯電話が 多く 殆どが 健さん 携帯片手に 息子嫁 寺島しのぶとの会話
通訳者との会話で・・・ これ この映画には 娯楽的要素もアクションも
ラブも無い だからと言って 文学的でもない・・・・
健さんとチャンイーモウ監督の 独特の世界なんですよね・・・・
主な日本人は声の中井貴一さん含め三人ですが
唯一台詞あり 脇役は 健さん 漁師仲間??中本賢 この人も賢さん??
(チャン・イーモウ監督は「釣りバカ日誌」も見てた???)
全体的には もう殆どドキュメントなんですよ 作りが 中国ロケは素人俳優で
プロを使ってなく あくまで自然にと 監督のこだわりなんですね・・・
そんな 中MVPは 女性通訳を演じたジャン・ウェンです
健さんの 日本語通訳役演じた ・・・・ 興味ある方は見てください。
僕は 見て本当に良かったですよ・・・・
ただ 息子死んだら すぐ帰国だよね・・・本当は・・・
この映画がヒットしない要因 考えたら 邦画ファンには物足りない
洋画ファンにも 物足りない・・・・ そんな感じしますね。
健さん 205本目の映画
「あなたへ」は 8月25(土)公開です!!
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【健さん「あなたへ」公開まで後15日~単騎、千里を走る。~】
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