事件の裏に潜む 人間の性
新藤兼人脚本「砂の器」野村芳太郎監督が描く
法廷サスペンスの傑作
1978年(昭和53年)日本映画ランク4位
若い ↑↑ 大竹しのぶに 注目!!
大岡昇平原作の「事件」は、野村芳太郎監督による映画版が公開される前に、
若山富三郎さんの主演でNHKでテレビ・ドラマ化され、その後、シリーズ化されいて
また、1993年からは、北大路欣也さんの主演によるテレビ版もシリーズ化されています
この映画は恋人の姉を殺してしまった19才の少年の裁判を描いた法廷劇で、
山林でスナックを経営する女性の遺体が見つかり、やがて、女性の妹と同棲する少年が容疑者として逮捕され
起訴されたところから始まり、検察側と弁護側の攻防を通して、事件の意外な真相が浮かび上がってきます。
永島敏行が松坂慶子を殺害した容疑で捕まり、裁判が始まります。松坂慶子と大竹しのぶの姉妹が、
永島敏行を奪い合った過去があるという設定です。 この三角関係と法廷劇が 実にシリアス!!
裁判官に佐分利信、検察官に芦田伸介、弁護人に「砂の器」丹波哲郎。
被害者の母に乙羽信子、証言者の金物屋のおやじに森繁久彌
この法廷シーンは これまさに 映画の教科書ですよ。
僕は 当時 劇場 名古屋「松竹座」で見て 今回が三度目の鑑賞
先日亡くなった新藤兼人さんが脚本と言うことで 今回鑑賞しましたが
見ごたえ 十分な作品でした。
チンピラ役 渡瀬恒彦さんが 絶妙なる 演技
懐かしの 夏純子も 妙に 嬉しかったですね~
この時代 日本事件映画に 永島敏行でしたね
「サード」「遠雷」「帰らざる日々」と 今調べたら この昭和53年
一位が「サード」 四位「事件」 で五位に「帰らざる日々」
「遠雷」が・・・昭和56年度2位なんですよね・・・・あまり知られてはいませんが
永島さんは「ドカベン」オーデション合格で デビューしてるんですよ!!
おはようございます・・・ここ数日 ドラマ記事書いてて 本来は「GTO」書きたいんですが・・
今日は きっちり 映画記事を・・・
見て無い人も多いと思うんですけど 「砂の器」と また違う
野村監督の世界感がある作品 また 新藤兼人脚本の力も見れる作品です。
さて 今日は 午後から もう 一本書きます
午後2時に 更新予定です。 NHKスタジオパークに青木崇高出演
「笑っていいとも」 忽那汐里 この内容で書く予定です。
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【追悼新藤兼人脚本作品~事件~】
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