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Channel: 新 「一期一映」 sakuの映画日記
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【淡島千景さんを謹んで②~真実一路~】

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   国の違いあれ  時代は変われど

        映画は繋がってる

  「嘘と真実」「女の情念」 映画は深い。




 山田洋次監督が選んだ日本の名作100本 家族編 - NHK



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この映画 冒頭から 東北飢餓(当時の東北地方での被災?)か この寄付金の

お金問題から始まります・・・ これ 今で例えたら 被災地支援の募金なんだけど

学校で 募金集めするから 持ってくるように言われ 少年は 家で10銭のお金

先生へ渡そうとするが・・・  規定は20銭までで それを渡すのが 恥ずかしく

渡さず 事を終えるが それが少年の嘘であった・・・・・

少年の家庭の事情は複雑 金銭不住は無いが 預けられて生活

心に闇を持ち 閉ざされたままであった・・・・  

少年の年齢が 一昨日見た「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い~」の少年と

近い年齢で・・         少年は母と逢うことができるが・・・・・



            



                  【スタッフ】
監督=川島雄三    製作=小倉武志    原作=山本有三
脚色=椎名利夫    撮影=高村倉太郎   音楽=黛 敏郎
美術=浜田辰雄    録音=大村三郎    照明=高下逸男

                  【キャスト】
山村 聡 =守川義平 (父)       淡島千景=守川むつ子(母)
桂木洋子 =守川しず子(長女)      水村国臣=守川義夫 (長男)
須賀不二男=隅田恭輔 (母の愛人)   毛利菊枝=河村うめ (母の母親)
市川小太夫=河村弥八 (母の父親)   水木涼子=河村とめ(母の祖母)
多々良純 =河村素香 (母の弟)     三島 耕=大越 護(しづ子の見合い相手)
佐田啓二 =矢津   (義夫の先生)
           1954年3月24日公開   2時間20分




 「おかあさんの声は、ありえないほど遠い」 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

           

頼むからハッピーエンドで終えて欲しかった・・・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

悲しいとか 言うより 惨いんですよ  この淡島千景さん扮する親が 女の性

優柔不断と言うか・・・子供 我が実子より 愛人を取るんですね・・・

これ以上は・・・・ちょっと 書けないですね・・・・


題名聞いても  出演者見ても これ 賞を取ってるとか ランキングが良とかの

問題で無く ・・・ この映画には 映画本来の 根っこみたいものがある

これを推薦した山田監督は 先輩にこの映画を見ろ この映画には松竹映画伝統の

良質映画の基礎がある・・・  山田洋次監督 松竹入社して 初めての仕事が 川島監督の

椅子運びだったそうで・・・・   今村昌平監督の師匠でもある川島雄三・・・

評価なんて できません ただ ただ 言えるのは この映画 本来の主人公は少年なんですね

そう思うと先日見た「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」のオスカー少年と

絶妙にリンク 歳も殆ど同じ  精神的な成長(再生)物語。

スティーヴン・ダルドリー監督と川島監督・・・ デヴィッド・フィンチャー監督「ドラゴンタトゥの女」

映画の基本 根っこは ちゃんと 時代・国は違えど 繋がってる そう感じる作品でした。



          saku的MVPは

      映画監督黛りんたろうの母にあたる 桂木洋子

 

    ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

淡島千景さんをしのんで追悼放送あります


        BSシネマ 「真実一路」
   BSプレミアム 2月26日(日)午後1:00~3:23
   【監督】川島雄三   ~1954年 松竹制作~


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